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2023.4.15
SRAM Eagle Transmission インプレ
先月末に発表されたSRAMの次世代MTBコンポ
「Eagle Transmission」の試乗車がクローバーバイシクルにやってきました。
ああ、ディレーラーハンガーを排除した構造で
おじさんがリアディレーラーを上から踏みつけても大丈夫的なやつで
って思った人、それは本題ではありません。
おお、めちゃくちゃ高いコンポーネントでしょ。
って思った人、いきなり価格改定されて適正化されてます。
私もエイプリルフールかと思いました・・・。
本当の注目点は、フロントチェーンリングでは当たり前のナローワイド技術
「Xシンクテクノロジー」をなんと12速のカセットにも採用し
フルナローワイドにしてしまったことです。
本来なら厚い、薄い歯が交互に連続したリングに
チェーンがガッチリ食いついて外れにくくなる
シングルチェーンリング用のテクノロジーなんですが
リアに採用して本当に大丈夫なのか?
って事なんです。
早速インプレしてみました。
リヤディレーラーの変速タイミングとはリンクせず
若干ズレた独自のタイミングで確実に変速されていく。今までにない感覚。
その変速音はとても静かで、リヤディレーラーのモーター音の方が目立つぐらいだ。
チェーンがギアと離れることが一切なく、常に噛み合っているため
変速ショックというものが起こらず、全開でペダルを踏み込みながらの乱暴な変速でも
驚くことにその安定は変わらない。カセットに44箇所の変速ポイントが設けられており
そのポイントのみで変速される構造なのである。
おそらく、この安定感は電動の強力なトルクとディレーラーハンガーを排除した強靭な構造も
一役買っているのではないかと思う。単におじさんの体重に対応したものではなかったのだ。
今回、店周辺のみでダートを走る事はなかったが
フルナローワイドによってどんな振動でも、確実な変速が期待できますね。
Eagle Transmissionは、次世代コンポーネントですよ。
なぜ次世代かというと、革新的構造もそうなんですが
MTBのゲームチャンジャーである、e-MTBにもフル対応してきている事です。
強烈なモーターのトルクにおいても、ジャムること無く確実な変速が可能で
もうチェーン切れも怖くありません。
さらに転倒時、車重のあるe-MTBでも壊れにくい構造となっており
まさに鬼に金棒。無敵です。
私はe-MTBは将来、ギアが減ってチェーンがゴツくなると予想してましたが
こうなるとは、さすがSRAMですね。
ペダルバイクもe-MTBにも、必見のカスタムアイテムですヨ!!
6月中旬の入荷を予定しています。
気になる価格は
XXSL 478,060(パワーメーター付)、389,510(税込)
XX 407,220(パワーメーター付)、362,890(税込)
XX (e-MTB) 327,470(クランク付)、283,250(税込)
XO 283,250(税込)
XO (e-MTB) 256,630(クランク付)、230,120(税込)
セット内容は
クランク(チェーンリング)・カセット・リヤディレイラー
シフトコントローラー・チェーン・バッテリー・充電器
現在セット売りのみですが、旧12sEAGLEのコンポーネントとの
互換はありませんので、使用にはセットで必要となります。
柴谷