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2015.2.18

トレック本社訪問:2日目

いよいよトレックファクトリーへ!!

 

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社内の広大なロビーには

最新のエモンダはもちろん

1976年に創業した当時の一台からはじまり

1987年トレックがはじめて世に送り出したカーボンロードフレーム「2300」

1990年カーボンを使用したマウンテンバイク「8900」

1992年、宇宙航空産業の厳格な基準を上回る精度のフレームを作り出す

革新的なカーボン製法OCLVをつかった伝説となるフルサスバイク「Yバイク」

そして、ブエルタ・ア・エスパーニャを制した

クリス・ホーナーのマドンなど世界の第一線で戦ったバイクなどが展示され

トレックヒストリーの数々を一度に楽します。

 

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私は、数年前にトレックスタッフとして来たことはありました。

驚くべきことに、開発プロセスから生産工程にいたる

多くのプロセスが最新装備へと一新してました。

 

残念ながら工場内が撮影禁止でしたので

ここから写真はお見せできません・・・

 

プロトモデル制作に本来使用されていたCNCによる削り出しに加え

現在トレックではアメリカで数台しか無い大型3Dプリンターを2機導入。

高価な外注にくらべ、検証時間の短縮、情報のブラックボックス化によりより多くのテストが可能で

作業性をあげるため、さらにもう1台導入予定だそうです。

 

分析も最新技術を導入しています。

空気抵抗を計算するCFD(数値流体力学)は最新バージョンを常に取り入れ

より多くのプロトタイプを短時間で模索。

最終候補を風洞テストで実際に検証するエアロダイナミクス技術は

昨年イエンス・ホイクトが樹立したアワーレコードにおいても大きく貢献しています。

 

そして、力のかかり具合や強度を計算するFEAは机上のデータだけだはなく

実走行のデータを50個にもおよぶ歪みセンサーから取り込むことで

より精度の高い分析を可能とし、金属パーツだけでなくヘルメットや

カーボンの積層プログラムにも大きく貢献。

さらに高速カメラを導入した分析など、

とどまるところのないトレックの技術力の高さには驚きがいっぱいでした。

 

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OCLVカーボンの生みの親、ジム・コールグローブさんから直接解説を受け

プロジェクトワンの生産ラインも見学。

カーボン素材、レイアップ方法、接着、加工、そしてカスタムペイント。

手作業で塗っていた塗装に加え、自動車工場にあるような塗装ロボットも新たに導入。

アッセンブルラインも建設中で、世界中からの多くのカスタムオーダーに対し

長期間お待ちいただくこと無く、高品質を安定して生産できるシステムへと

どんどん進化してました。

 

 

その生産工程はこちらの動画で

皆さんもご体感ください!!

 

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その日のディナーはトレックのジョン・バーグ社長宅にお招きいただきました。

マディソンの地ビールどれも最高!!

自宅に卓球台があり、その腕前はなかなかなものでした。

 

さて3日目は、アメリカのディーラーさん巡りです。