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2023.4.8
サスペンションで楽しさを変えよう
e-MTBは、ペダリングの200%のアシストによって
走行距離、走行日数がグッと増え、ガンガン登れるので、ダウンヒルの回数も楽しさも3倍に!!
さらに車重も重いので、、サスペンションのメンテナンス時期も、ペダルバイクと比べて早く
摺動部のヘタリも進みやすい事になります。
私のFOX 36も3シーズン目。
そろそろオーバーホールかなーってタイミング。
試してみたいサスペンションもあったので、前後ともサスペンション交換を行いました。
今回はDVOをチョイス。
DVOは2012年にハイエンドサスメーカーとして誕生した新しいブランドではありますが。
過去の買収によって低迷していたMarzocchi から創業チームが独立して立ち上げた
Marzocchi 魂を受け継ぐアメリカの実力あるブランド。
ちなみに現在のMarzocchi はFOX傘下・・・ややこしい。
DVOフォークの大きな特徴は、ネガティブスプリングにプリロード調整を加えてしまった
OTT(Off The Top)と呼ばれる初期作動の調整機能のことで
この機能により、エアスプリングの弱点である初期作動の渋さを見事に打ち消してくれます。
メインのエア圧そのままでも、OTTのセッティング次第で
超スムーズで柔らかい初期作動へ自在に変えれます。
それなのに中間、後半はエアらしいしっかり踏ん張ってくれる理想的なフォーク。
タイヤが地面吸い付くような路面接地性は、抜群のグリップ感と操舵性を生み出し
いつも手がパンプするような厳しい根っこセクションでも
「おいおい楽すぎじゃねっ」と驚きの連続でした
スペースが狭い、RAILのSサイズにも
横置きのリザーバータンクによってギリギリ装着可能な数少ないモデル。
エアサスに比べ、コイルはどうしても多少重量は増えますが
衝撃に対しての初期からのリニアな反応は、無駄な動きが全く無く
フォークとの前後バランスも絶妙で、バイクの安定感抜群です。
サスペンションを変えて見て、2つのブランドの印象ですが
FOXは、速く走るために極限まで性能を高めたカリカリのレース機材
ぶっ飛ばしても安定感も抜群で、もっとイケるだろうっとずっと言われてる感じ。
タイムアップを狙ってガンガン攻めれますが
それなりの技量を求め続けなければいけない、ストイックさもあります。
一方、DVOはフリーライディング寄りの味付け。もちろん性能や品質、信頼性は高いのですが
乗っててとにかく自由で楽しい。型にハマらず「その日が最高だったらイイじゃん!!」的な
ライダー目線のモノ作りを感じるサスペンション。
これだけ個性の違うサスペンションですから
バイクも激変。買い替えたぐらいの変化を楽しめます。
トレイルライドを仲間と気持ちよく走ったり
ダウンヒルをストイックにガンガン攻めてみたり
シーンや気分に合わせて、たまにサスペンションを入れ替えてみるのも面白いですね。
柴谷